【SH-01A/SH-03A】シャープがカメラ機能に注力した理由 [携帯]
docomo新機種のSH-01A、SH-03Aで、シャープが8メガCCDを搭載し、カメラ機能に注力しスペックアップをしたのには、理由があるらしい。
前モデルでは、CCDではなく他社同様CMOSを 採用していたが、今回のシリーズよりCCDを復活させた。
CCDは感度が高く、暗い場所でもきれいに撮影できるのがメリットである一方、消費電力とサイズが大きいことがデメリットであるため、消費電力も抑えられ、本体サイズも小さくすることができるCMOSに切り替えるメーカーが多数であった。
また、CMOSの性能が大幅に向上し、感度も増したため、CCDと遜色が無くなってきたことが、前モデルでのCMOS採用を後押しした。
しかし、屋外撮影ではCCDと遜色のなかったCMOSだったが、屋内のカラオケボックスなどの暗い場所では、かなり劣る画質になってしまった。
ちょうどこのとき、タレントの中川翔子がSH905iを購入し、ブログの更新をケータイで行っていたのだが、購入直後にSH905iのカメラ画質への不満を一気にぶちまけたのだ。
「スーパーファインでも画質が悪い」「フラッシュ(フォトライト)がない」とし、「機種変更前に使っていたSH902iよりも画質が劣る」とブログで酷評。「これではブログ更新に使えない」と嘆き、早々にSH905iを手放したというのだ。
この騒動はネットメディアを中心に一気に伝わり、ユーザーにも「SH905iの画質は悪い」という評価が広まることとなった。
そこで、世に初めてカメラ付きケータイを送り出したメーカーのプライドもあり、今回カメラ機能に特化したということらしい。
タレントの一言がメーカーの商品企画方針も変えてしまうなんて、すごい影響力ですね。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20081119/1021090/?P=2
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